物件概要

物件名:レリアコート柏
住所:千葉県柏市東1-2-17
地図:グーグルMAPへ
交通:JR常磐線・東武アーバンパークライン「柏」駅 徒歩11分
築年:2005年3月
構造:鉄筋コンクリート造陸屋根地上10階建
総戸数:26戸
専有面積:77.04㎡(23.30坪)
バルコニー:11.68㎡(3.53坪)
間取り:3LDK
分譲:(株)トラスト・ファイブ
施工:南海辰村建設(株)
管理会社:三井不動産レジデンシャルサービス(株)

管理費:月額14,560円
修繕積立金:月額20,030円
町会費:月額300円
現況:空室
駐車場:空あり(月額12,800~13,800円)
※寸法:全長5.050m 全幅1.850m 全高1.550m 重量2,000kg
駐輪場:空あり(月額100円~200円)
バイク置き場:なし
ペット飼育:可能(小型犬・猫2匹まで、小鳥は1匹、ほかケージ内飼育できる小動物は2匹まで)

リフォーム内容

項目内容
共通クロス張替
レース&ドレープ
(サンゲツオーダー)
キッチンカップボード新設
(オーダー)
洗面所フロアタイル張替
巾木張替
防水パン交換
トイレ中霧島壁ライト施工
フロアタイル張替
和室中霧島壁ライト施工
畳表替え
プリーツスクリーン新設
洋室(玄関側)エアコン新設

インテリアコーディネート

家具雑貨については売買価格に含むものとして原則買主様に譲渡致します。

今回、家具については株式会社Flavor社が展開するRe:CENO(楽天市場)の商品をメインに、雑貨についてはKEYUKAを中心に、無印良品ニトリの商品を利用させていただきました。

リビング ダイニング キッチン

リビングは主にクロスの張替えを行い、今回はシンコール社のクロスを利用しています。

量産白クロス(SLP806)を基調に、今回は家具も含めて緑とグレーを意識した企画で、3色のカラークロスでリビングを明るく演出。

カラークロスは縦に走る柱部分にアクセントとしてBA5051、南側に続く洋室の壁まで緑系のBA5320で部屋の明るさを出し、キッチンスペースを囲む壁にグレーで石目調のBB1372で軽すぎないよう部屋のトーンを抑えています。

BB1372は過去にほかの部屋でも利用したことがあり、メーカー側での商品入れ替えが確定しており、すでに入手が困難ですが、無事間に合いました。

  • メインクロス:SLP806
  • アクセントクロス①:BA5051
  • アクセントクロス②:BA5320
  • アクセントクロス③:BB1372(廃盤)

リビング

本物件の特徴としては南面、西面それぞれの角度で採光が取れるため、部屋の奥にまで光が差し込みやすく、日中は部屋全体が明るい中で過ごせることです。

バルコニーは道路側に面しているため、遮る建物もなく、カーテンを開ければ開放感あるなかでの生活が可能です。

本物件はリビングダイニングだけで12.7帖あり、食事の時間、団らんの時間と生活リズムに合わせて、リビングを使い分けられるだけのスペースが確保されています。

今回の物件は、リビングダイニングがマンションでよくある「田の字型」ではないため、住む方も家具の配置に悩むのではないか、という想定から具体的に居住イメージを持てるように家具をあらかじめ配置しました。

ダイニング家具

キッチン カップボード新設

キッチンにはカップボードを置けるスペースがありましたのでセミオーダーにて設置しました。

家を購入してからカップボードを置こうと思ったら、オーダー、セミオーダーだといくらするか分からないし、メーカーに足を運んで納品待ちをするのも不便。

ニトリやIKEAなどで既製品を探したら、良いと思った商品があっても、うまく収まらなかったり、逆に余計な隙間ができたりと買ってからの悩みが増えてしまいます。

リノベーションマンションでカップボードまで設置している物件は少ないと思いますので、ぜひカップボードにも注目してみてください。

本商品は壁付けで上下セパレートの造り付けになっております。コンセントと配線の関係でカップボード右側に数センチの隙間がありますが、キッチンに厳しい目線の方でも及第点ではないでしょうか。

右側を除き天井壁、隙間なく仕上がっているためすっきりとしており、キッチンの色にも合わせることで統一感を出しました。

また壁付けのため既製品の置き型よりは耐震性にも優れます。

寸法はワイド1495cm、下段は引き戸スタイルで2分割(735cmずつ)。下段スライドは6杯。上段が扉型で2分割(同左)となっています。

カウンターの高さは930cmとしました。

同業者向けの案内になりますが、本カップボードは株式会社ドゥーマンズのネットで完結するデジタルカタログ「mm/style (ミリスタイル)」を利用しています。

和室

和室は、畳の表替え、プリーツスクリーンの交換(立川ブラインドの「PS6178」を使用)、天井壁のリフォームを行いました。

天井壁面は高千穂シラス社の商品「中霧島壁ライト」を採用。

中霧島壁ライトは、鹿児島県にある活火山「桜島」から噴出される火山噴出物「シラス」の粒子を活用した自然素材100%のぬりかべです。

同社のシラス壁は、消臭、調質機能を持ち、空気浄化作用、VOC成分吸着作用などの特徴があり、化学物質を含まないためシックハウス対策にも適しています。

仕上げパターン

仕上げパターンは「コテの目仕上げ」「スチロゴ仕上げ」「引きずり仕上げ」「アラバケ引きヘッドカット仕上げ」の主に4種類。

人の動線の多いところは引っかけたり、ぶつかったりすることで傷がつきやすいという話を施工時に職人さんから伺い、トイレも含めて傷等が目立ちにくいと言われる「コテの目仕上げ」を採用しました。

カラーバリエーションは、全8色で白(L-21)やグレー(L-36)、淡いピンク(L-33)や青(L-34)、茶色(L-32)など豊富にそろっています。

レリアコート柏では、和室を白(L-21)、落ち着けるようにトイレを(L-36)としました。

消臭機能・調質機能

専門機関によるシラス壁の消臭機能を調査したところ、タバコ、ペットのアンモニア臭は約30分で消臭が可能です。

また、調質機能については室内の湿度が高くなると余分な湿気を吸収し、室内の湿度が低くなると湿気を放出する作用があります。

シックハウス対策

シラス壁は100%天然素材を利用しているためシックハウス対策としても有効で、シックハウスの原因となる有害物質を含みません。

今回は和室とトイレのみにシラス壁を採用しましたが、同社の製品を居住空間に一定面積活用することで、アトピーや過敏症に悩む方も安心して居住できます。

フォースター告示対象外商品

「F☆☆☆☆」(フォースター)のような表記をクロスや床材でご覧になったことがある方も多いと思います。

クロスや床材のカタログで記載されていたりしますが、フォースターとはホルムアルデヒドの発散量を示す等級のことを指します。

星が4つ付いている商品は、中でも放散レベルの低いものになりますが、高千穂シラス社のシラス壁は、ホルムアルデヒドやその他の化学物質を一切使用していないため、フォースターを告知する必要がありません。

本物件では和室とトイレのみの採用のため、クロスや床材などの建材から放散されるホルムアルデヒドで悩む方には、ご満足いただける面積ではないかもしれませんが、高千穂シラス社の中霧島壁を居住空間で一定面積利用することで、問題解決できる可能性があるため、同社製品を検討してみてはいかがでしょうか。

レース&ドレープ

レース&ドレープも住宅を購入してから悩む商材の一つ。

「せっかく家を買ったのだからオーダーにしたい」「いやいや既製品で安く済ませたい」

ご家庭によって色々あると思います。

でも、いずれにしても「寸法はきれいに収めたい」というのはすべての人に共通するのではないでしょうか。

リノベーション物件販売会社でも販売時にレースはつけていても、ドレープカーテンまでは準備するところは、そう多くはありません。

弊社も「物件によって」という条件付きにはなりますが、カーテンを設置する際はカーテン専業の会社にオーダーし、リノベーションパッケージの一つとして提供させて頂いております。

今回はサンゲツのレース&ドレープを利用し、リビングと洋室(玄関側)でドレープについては種類を変更し雰囲気を変えました。

リビング カーテン

洋室(玄関側)カーテン

ドレープについては「SC3387」を2倍両開きにて設置。現在は廃盤。

協力

内装設計:Free Factory

撮影:Fratto

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